『iFreeレバレッジNASDAQ100』に毎日投資してみた①
今話題の?レバナスとは….。
「レバレッジ・ナスダック」の愛称がレバナス…。
賛否がある投資信託ですが、自分自身で気になりましたので今更ながら取り上げたいと思います。
ナスダック100指数は米国NASDAQ市場に上場している上位100社で構成されている株価指数で最近のハイテク株上昇もあり人気の指数になります。
その指数の2倍のレバレッジ(てこの原理)を取り入れた商品になります。
比較チャート
黄色:NASDAQ100
青:S&P500
NASDAQ100の人気の理由はこの昨年までの伸び率の高さにありますね。
引用先:Microsoft News
説明:ファンドの目的・特徴 ※引用元:大和アセットマネジメント投資信託説明書より
・目的
日々の基準価格の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることを目指します。
・ファンドの特色
株式の組入総額と株価指数先先物取引の買建玉の時価総額の合計金額が、原則として信託財産の純資産総額の2倍程度になるように調整します。
・運用手数料
年率0.99% 通常のインデックス投資信託に比べ信託報酬が高めの傾向ですね。
※最近は楽天レバレッジNASDAQ-100も販売されていて信託報酬は0.77%の様です。
賛否分かれる点
①上昇相場であれば、成長性の高いNASDAQ100の高いパフォーマンスの2倍の上昇益が望める。
購入される人はまずそこが魅力で購入されていると思います。
②金融庁より注意文章が出ている点 ※(1)-①の所が注意ポイントですね
(1)レバレッジ型・インバース型ETF・ETN(以下、レバETF等)とは、日経平均株価などの指数(原指標)の日々の変動率に、一定の倍数(2倍など)を乗じて算出される
レバレッジ型指 標に連動するように設計された商品であり、以下のリスク特性があります。
① レバレッジ型指標は、2日以上の期間では、変動率が2倍とならないため、中長期的に価値が逓減する可能性が高いため長期保有に不向き
② レバETF等は、参照する指数・指標に連動させるため、先物取引を用いた運用を行っていることから、
一般的に、先物取引コストを負担しているほか、先物取引の期限(限月)を乗り換える際に、リスクが生じる
現在、レバETF等について、上記のリスク特性を反映した広告・説明義務となっていないことから、広告・説明義務に以下の事項を追加します。
イ)原指標とレバレッジ指標等に差が生じる旨及びその理由
ロ)中長期の投資目的に適合しないものであるときはその旨及びその理由
ハ)レバレッジ指標等に関する特性その他顧客の注意を喚起すべき事項
(2)レバレッジ型ETFに係る信用取引の委託保証金は、上場株式やシンプルなETFと同様、約定金額の30%以上としているところ、信用取引を行うことにより過大なレバレッジ倍率とならないよう、これを引き上げることとします。
引用元:金融庁 令和3年6月30日発表
③投資信託は長期目的の商品なのに逓減リスクのある点
上昇のみの相場であれば比較的に一定の倍数で変化する傾向にありますが、上げ下げする相場の場合、上記で注意喚起されている「逓減」効果が強く出てしまう為、長期保有に不向き。
確かに長期では相場で常に上昇している確率は低いですね。
「逓減」(ていげん)とは?:「次第に減ること」、「次第に減らすこと」
NASDAQ100指数が上昇・下落をしながら動いた場合には、基準価格は押し下げられる。
・NASDAQ100指数:2日目100、3日目90、4日目100と推移した場合
・レバレッジNASDAQ100:2日目98、3日目79、4日目96と推移し、同じ値に戻ったとしても元の値より-2低い値になってしまう。
引用元:大和アセットマネジメント投資信託説明書
色々意見の分かれる商品ですが、実際の相場でどの様な値動きをするのか検証の為少額積み立てを実践してみました。
実際の積み立て実績
日々の値動きの変化も確認したかった為、毎日300円積み立て投資をしてみました。
・開始時期:2021年12月15日スタート
※2022年2月10日現在の実績。
・期間中のチャート 左:レバレッジ 右:NASDAQ100
実績:積み立て回数:39回×300円 投資金額:¥11,700
評価額:¥10,141 -13.3%
レンジ相場で下落している中での約2か月積み立てした結果は上記になります。🤔
この結果をみてやはり、やらない方が良いと考える人も多いと思いますが、もう少し経過を見ていきたいと考えてます。
少額投資なので日々の値動きを気にしないでやれているのも良いのかもしれません。(笑)
②に続く…..。